身を裂くような思いを持って

知り合いの奥さんから電話がありました。
「連絡遅くなってごめん、来月帰って来るから。」

しばらく、息も出来ないくらい泣いていました・・・

あなたは一日たりとも忘れられない人がありますか？

私には、離婚した元の奥さんが連れている息子。

そしてもう一人。。。

15年前、あなたは何をしていましたか。
世の中はどんな状況だったでしょう。

その頃です。

私の知り合いに人を撃って刑務所に入った人がいます。

ある特殊な世界の人です。

人生には、ある選択を迫られた時、本当はいくつもの良い
選択肢があるのにも関わらず、絶対に選ぶべきでない答え
を選ばなければならない時があります。

大事な人のために。

大事な人のために。

そういう選択をされたのです。

その方が刑務所に入って随分と経ってから、その方の
お友達と食事をする機会がありました。

ある色紙を見せてくださいました。

その方が、その仕事を実行する前、潜伏していたホテルに
書き置かれていた色紙です。

あれから、まだ誰にも見せた事がないんだよ。

その方の弟分さんがそう言ってわざわざ事務所まで取りに
行って見せてくれました。

これ。

目にした瞬間、本当に息ができませんでした。

声も出ず、どれだけ時間が経ったかもわからないくらい
ただただ泣いていました。

こんなにも涙が出るのかというくらい。

男張っての人生に

たった一瞬だけ

身を裂くような思いを持って

決断しなければならない時がある。