「この子どもたちに何の罪があるのでしょうか」





原子爆弾の炎で黒焦げになった少年の写真を掲げ、
12年前、就任まもない伊藤一長前長崎市長は、
国際司法裁判所で訴えました。



本年4月、
その伊藤前市長が暴漢の凶弾にたおれました。



「核兵器と人類は共存できない」と、
被爆者とともに訴えてきた前市長の核兵器廃絶の願いを、
私たちは受け継いでいきます。










1945年8月9日、午前11時2分、




米軍爆撃機から投下された1発の原子爆弾が、
地上500メートルで炸裂しました。



猛烈な熱線や爆風、



大量の放射線。




7万4千人の生命が奪われ、



7万5千人の方々が深い傷を負い、



廃墟となった大地も、



川も、



亡骸で埋まりました。










平和公園の丘に建つ納骨堂には、
9千もの名も知れない遺骨が、
今なお、ひっそりと眠っています。



「核兵器による威嚇と使用は一般的に国際法に違反する」という、
1996年の国際司法裁判所の勧告的意見は、
人類への大いなる警鐘でした。



2000年の核不拡散条約(NPT)再検討会議では、
核保有国は、全面的核廃絶を明確に約束したはずです。



しかしながら、核軍縮は進まないばかりか、
核不拡散体制そのものが崩壊の危機に直面しています。



米国、ロシア、英国、フランス、中国の核保有5か国に加え、
インド、パキスタン、北朝鮮も自国を守ることを口実に、
新たに核兵器を保有しました。








中東では、事実上の核保有国と見なされているイスラエルや、
イランの核開発疑惑も、核不拡散体制をゆるがしています。



新たな核保有国の出現は、核兵器使用の危険性を一層高め、
核関連技術が流出の危険にさらされています。



米国による核兵器の更新計画は、
核軍拡競争を再びまねく恐れがあります。



米国をはじめとして、すべての核保有国は、
核の不拡散を主張するだけではなく、
まず自らが保有する核兵器の廃絶に誠実に取り組んでいくべきです。



科学者や技術者が核開発への協力を拒むことも、
核兵器廃絶への大きな力となるはずです。



日本政府は、被爆国の政府として、日本国憲法の平和と不戦の理念にもとづき、
国際社会において、核兵器廃絶に向けて、強いリーダーシップを発揮してください。



すでに非核兵器地帯となっているカザフスタンなどの中央アジア諸国や、
モンゴルに連なる「北東アジア非核兵器地帯構想」の実現を目指すとともに、
北朝鮮の核廃棄に向けて、6か国協議の場で粘り強い努力を続けてください。



今日、被爆国のわが国においてさえも、
原爆投下への誤った認識や核兵器保有の可能性が語られるなか、
単に非核三原則を国是とするだけではなく、その法制化こそが必要です。



長年にわたり放射線障害や心の不安に苦しんでいる国内外の被爆者の実情に目を向け、
援護施策のさらなる充実に早急に取り組んでください。



被爆者の体験を核兵器廃絶の原点として、
その非人道性と残虐性を世界に伝え、
核兵器の使用はいかなる理由があっても許されないことを訴えてください。









爆心地に近い山王神社では、
2本のクスノキが緑の枝葉を大きく空にひろげています。



62年前、
この2本の木も黒焦げの無残な姿を原子野にさらしていました。



それでもクスノキはよみがえりました。



被爆2世となるその苗は、平和を願う子どもたちの手で配られ、
今、全国の学校やまちで、すくすくと育っています。



時が経ち、世代が代わろうとも、
たとえ逆風が吹き荒れようとも、
私たちは核兵器のない未来を、決して諦めません。



被爆62周年の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典にあたり、
原子爆弾の犠牲になられた方々の御霊の平安をお祈りし、
広島市とともに、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に力を尽くしていくことを宣言します。









2007年(平成19年)8月9日 
長崎市長 田 上 富 久




■長崎平和宣言一覧(昭和23年〜)
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/abm/heiwasengen/oldsengen/oldsengen_list_j.htm









62年前、8月6日に広島で被爆し、
長崎へ移動した直後に
再び被爆した人がいるそうです。


少なくとも8名。
嘘のような本当の話です。


二重被爆という言い方がされるようですが
なんとも言いようがありません。


私は、35年間聞き伝えられるだけでも
怖かった。


原爆資料館。
子供の頃怖くて行きたくなかった。


それを自分の目で2度です。


よく気が狂わず、
よく今の年まで生きておられます。


そうなんです。
まだ生きておられる方があるんです。


私の父は若くして病気で亡くなりました。


商売をし、金を儲け
贅沢をし、
しかし早くに亡くなりました。


かと思えば地獄を2回見て
なお長生きされる人。


人って何なんだろうと思う事があります。


私は一度、
自ら命を放棄しようとした事がありました。


生きてて良かったというより
死ななくて良かった。


死ねもしない人がいたんだから。





不思議にもほどがあります。




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コメント一覧

1. Posted by 情報商材アフィリ道場 鷹師範   2007年08月11日 04:03

やっぱりこっちにも書きたいから。
鷹師範です。

このメルマガ。
プリントアウトしました。

空手の合宿に行ってる息子が帰ったら
読ませます。

感謝!

2. Posted by 南米コロ通@コロンビアに真の平和を   2007年08月11日 06:31

Hola! tom san.

南米コロンビア在住のコロ通です。


情報は広く公平にあつかってもらいたいものです。

伝えてあることが真実の一部だとしても
ボリュームを変えたら真実は伝わりません。

隣国に遠慮せずに中国の核の現状も伝えばいいのです。
(チベットに対する対応までは言わなくていいですから)

核は作るのは簡単でも、管理・維持は難しいんですよ!
旧ソ連の核の処理をしているのはどこの国か
胸を張って伝えればいい。



でも、コロンビアに住むものとしてコレは言いたい。
地雷だけは作らないでもらいたい。
(地雷による被害2005世界1位です)

MUCHO GUSTO〜POCHI☆

tomさん、こんにちは!
いつもお世話になっております。
優希です。

先日は某所でもお世話になりました。
ありがとうございました!!

実は、先日のメルマガ裏(裏でよかったですか?)
こっそり拝見しておりました。

そして昨日はたまたまドラマで『はだしのゲン』を見まして、
tomさんのことをまた思い出しました。

ドラマを見ながらうちの息子(小3)に、
こういうことがあったのを学校で習った?と聞きますと、
『全然知らない』・・と。

でも私も息子とほぼ同じです。
幼い頃からずっと話を聞かされて育っていません。
もちろん、住まいもずっと離れたところです。

でも、同じ日本であった出来事です。
もっともっと、こういう話を学校で家庭で伝えていけたらいいのに。

原爆資料館。修学旅行で見てきました。
溶けたお弁当箱だったと思いますが、今でも覚えてます。

応援しておきますね。

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